興味は続くよ!どこまでも・・・!(永遠に続く特許翻訳の道)

自動車関係を中心に特許翻訳に関わっています。 内燃機関や油圧システムから始まり、HVやEV更には自動運転など、今、自動車はテクノロジーの百貨店。 探求すればするほど興味が湧いてきます。 将来的には、今までの経験分野もさらに探求したい。 医療画像診断装置(CR,DR,PACS、プリンタ)、血液治療システム(Photopheresis)、産業用ロボットなどのFAシステム・・・、 どこまで行っても終わりの見えない特許翻訳道。

図書館に予約しておいた油圧関係の本(5冊)が届いたので斜め読みとネットの情報で勉強、ノートにまとめた。
予想通り、ボイルシャルル、理想気体などが出てきたので、橋元の物理のノートを見直し、ノートにリンクを張った。
動き自体は簡単なOn/Off制御なのに、バルブなどの制御要素はちょっと複雑な構造。
立体的な油の経路を平面図で理解しないといけない。

それぞれの、構成要素は平面図で動作を理解するだけでなく、外観図もキープしておくとイメージが残りやすいと思う。

ギヤ―ポンプ外観

ギヤ―ポンプ




実際に見たことのあるものもあるし、実物とこれからどこかで遭遇するかもしれない。

2018/09/21

日本語特許を読む:
自動車関係特許(隊列走行制御システム その2):1時間

<特許の概要>
隊列で走行する自動車群で、各自動車が持っている前方、後方を検知するセンサーの性能に応じで、どの自動車を先頭、最後尾にするかを決定する発明。
前方センサーの性能が高い自動車を先頭、後方センサーの性能が高い自動車を最後尾にする。


<コメント>
9/21日の関連特許
要は各自動車の持っている性能(センサーの性能)に応じて適材適所で隊列の配置を決めるということ。
以下のセンサーについて確認。
超音波ソナー 
ミリ波レーダー  
単眼カメラ  
ステレオカメラ
LiDAR
遠赤外線カメラ
超音波ソナー

ビデオセミナ:
2761_有料テーマを使おう
2762_特許翻訳とテクニカルライティング
2763_講座第9期について

2018/09/22


米国の有名EVの説明動画を見て、ちょっと添付明細書をつまみ食いしてみた。

EVはエンジン車の内燃機関や油圧制御などの大掛かりな要素が必要なく、とてもシンプルな構造だ。
四輪それぞれモータをつければ、もはやハンドリング機構も必要なく、それこそモータ、バッテリと簡単なコントローラで主要コンポーネントは済んでしまう。
ひとつ疑問なのが、EVはゼロ・エミッションと言われているが、必要な電気は発電所で発電しているわけで、トータルとしてはゼロではないのでは・・・。

日本語特許を読む:
自動車関係特許(EV車のバッテリー管理):2時間

<特許の概要>
カーナビにEVのバッテリー残量管理機能を持たせた様なシステム。
カーナビで経路を設定すると、バッテリーが足りるか、足りなければ経路上の充電スタンドを提案したり、どれだけ充電したらいいかなどをアドバイスする。

<コメント>
米国の有名EVの特許。
期待を込めて読み始めたが、和訳レベルの低さが気になる。
翻訳者はカーナビをいじったことがないような印象を受けた。
中でも「後知恵」という訳はいまだに理解不能。技術文書で使う言葉ではないように感じる。
特許制度で「後知恵」という用語が使われるようだが、それとは別のようだ。
後日、英語原文で確認してみたい。


充電スタンドを設定すると、スタンドに予約を入れてくれる機能も面白い。

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